第3回ハルヒルに参加してきました!

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第3回榛名山ヒルクライム(通称ハルヒル)に参戦してきました。参加は2年ぶり2回目の参加になります。

ハルヒルは第1回目のハルヒル開催時に参戦したときに沿道の応援に感動して「また参加したい!」って強く感じたヒルクライムイベントです。

今回は2年前には達成できなかった榛名湖コース1時間切りが目標です。

試走で1時間切れるとおもってた

2年前に参加したときのタイムは1時間と2秒。あと3秒早ければ1時間切り達成というタイムでした。

その時のブログ記事を見直したら、バイクはVengeExpert、ホイールはコスミックカーボンSLRでした。

それに対して先週試走に行ったときのバイクはS-WORKS Tarmac、ホイールはキシリウムSLR。タイヤとチューブは決戦仕様ではないですが、バイクもホイールも2年前にハルヒルに参加したときの組み合わせよりずっとヒルクライム向きの組み合わせです。

「3秒足りなかっただけだもんなぁ。本番前に試走で1時間切れちゃったりして」

なぁんて思いながら試走したんですが、その結果が64分台…

タイヤ&チューブが決戦用じゃ無かったとしても悪すぎないか?って思ったんですが、それもそのはず、体重が前回と今回では全然違いました。

2年前は一番絞れてた時期で体重は66kg台後半あたり。今回は体重70kg前後(^^;

3〜4kgも増えてたんで、いくら機材がよくなっても機材でカバーしきれずに試走時のタイムはガクッと落ちてたんですね。

対策

このままじゃ目標だった榛名湖コース60分切りを達成するのは難しい…

そこで対策を2つ考えました。

1つは機材面の対策。これはすでに書きましたが決戦タイヤ&チューブの導入ですね。

もう一つが走り方の作戦です。

序盤がんばる作戦

ハルヒルのコースは終盤激坂つづきで、序盤は勾配のゆるいコースです。

タイムを短縮するには激坂でがんばるよりも、序盤の勾配のゆるい区間でがんばる必用があります。

勾配がゆるい区間は速度が乗るので、ドラフティングも有効でさらにタイムを短縮できる可能性があります。

ただ序盤でがんばりすぎると、最後まで脚がもたずに終盤失速する危険性もあります。それでももうこれぐらいしかタイムを短縮できる要素はないので、ここにかけることにしました。

ウォーミングアップで序盤の高強度に備える

序盤がんばるという作戦にしたので、ウォーミングアップは必須となりました。

完全にマイペースではしるなら、レーススタート後に徐々に身体あっためてペースあげてくのでもOKだと思うのですが、序盤でできるだけ自分よりちょいペース早い人にムリヤリでもついていこうと思うと、スタート直後から身体が動くようにウォーミングアップは絶対に必要です。

7時20分スタートに対して5時半荷物あずけの6時集合というスケジュールだったので、移動や片付け、着替えの時間を考えるとウォーミングアップは4時40分から5時の20分程度しかできません。

それでもウォーミングアップなしでレーススタート後にいきなり強度あがるより、朝一ウォーミングアップして高強度に身体をなじませた方がいいはずです。

というわけで作戦としてはつぎの3点で榛名湖コース60分切りを目指しました。

  • 決戦タイヤ&チューブ
  • ウォーミングアップをしっかりする
  • 勾配のゆるい序盤でがんばる

レース当日 スタート前

天気も良く朝から温かい日でした

天気も良く朝から温かい日でした

レース当日、駐車場への到着は朝4時半ごろ。3本ローラーと自転車を用意して早速ウォーミングアップです。

ArionMagを使ってるので負荷1に設定してまわしはじめたんですが、運んできたときに負荷装置がどこかおかしくなったのか、あまり負荷を感じません。

2分ごとにギアを1つあげることで負荷をかけながらウォーミングアップ。最終的に心拍170程度まであげてから脚を軽くまわして20分程度でウォーミングアップ終了。

レース用ウェアに着替えてからはウィンドブレーカーを羽織って身体を冷やさないようしてました。

ウィンドブレーカーはこのあとスタート直前まで羽織ってました。

ウォーミングアップが終わったら集合場所へ向かって下山装備を預け、あとはスタート時刻をまつばかりです。

余談ですがいつも自転車イベントで見かけるトイレ渋滞を今回のハルヒルでは見かけなかったような…最低限集合場所のグラウンドにあった仮設トイレでは人が並んでる様子はありませんでした。

スタートまではとにかく待つばかりです。時々ストレッチしたりしながらひたすらスタート時刻を待ちます。

かなり待つだろうと思ってたんですが、意外とグラウンドからの移動が始まってからスタートまではあまり待つこともなく直にスタートとなりました。(スタートよりも下山の方がイヤになるほど待たされたな(^^;)

レース序盤

スタート後、序盤は作戦どおりに「自分よりちょっと早い人にがんばってついていく」というのを実施しました。

これはMt富士ヒルクライムでもまたやろうと思ってます。ホントは先頭交代しながら走れればいいんでしょうけど、そこまでの脚はないため、平坦で後ろにくっついていけてもちょっと勾配がきつくなると、そこで千切れちゃって交代どころじゃありません(^^;

このちょっとガンバルをやってたら、スタートしてすぐに心拍数が160をこえてゾーン4に突入し、そのままあがりつづけて簡単に170をこえちゃいました。

そのわりには苦しすぎるということがなかったので、ウォーミングアップして身体を高強度に一度ならしておいたのが効果あったなと思います。

それともうひとつ感じたのがタイヤ&チューブの良さ!

つい1週間ほどまえにタイヤ&チューブ以外は全部同じロードバイクで試走してるので差がよくわかります。

とにかくよく転がる。

笑っちゃうぐらい気持ちよくスムーズに進んでいくので「これなら記録更新できる」って思わせてくれました。

牙をむく榛名神社からゴールまでのコース

試走記事でも書きましたがハルヒルのコースが牙をむくのは榛名神社から。

ここまで約11.6km。ゴールまで残り約3km。サイコンのタイムをみると40分強。走りながら残りのペースを計算します。

「3kmを20分以内に走ればトータル60分以内でゴール」 「20分を3倍すれば1時間だから3kmの3倍で平均時速9kmで走ればあと20分でゴール可能!」

って計算しつつ速度をみると時速10kmを下回る速度。のこり3km時点でこれじゃゴールまでに速度が落ちて目標だった60分切りは達成できないかも…

そんなギリギリなタイムだったんですが、焦って激坂相手にがんばりすぎたら最後まで脚がもたない…

身体も辛かったですが、目標に届くか届かないかギリギリのあたりだったので、精神的にも結構つらい状態でした。

最後まで力を出し切れるように、強度をあげすぎずに抑える…

そうしながら、少しでも早くすすめるように強度を上げる…

そんなことをしながら進んでいくと「残り500m」の表示が。沿道の声援もどんどん増えてきます。

ちょうど前日会場にいたときにトークライブで「残り500mの表示でがんばったらまだ早くで脚が終わった」というような話を聞いてた&自分も同じ事を試走で体験してたので、この「残り500m」を見てもここで焦っちゃダメと自分を抑えます

タイムはなんとか60分切り達成できそうな、ちょっとでも気を抜いたらダメになりそうな、そんなタイムを表示してました。

そしていよいよ33番カーブが見えます。これをこえ34番カーブをまがればもうゴール。

もう抑えてる場合じゃありません。最後のスパート!って思うんですが思うようには力がでない。以前の自分だったら「あーーダメっ力でない」って踏むのやめてたとおもうんですが、もうゴール直前の最後なので力がでなくてもあきらめずに踏む。

34番カーブあたりで応援バスであがってた女房からも声援をもらう。

けど必死すぎて声援に応える余裕はゼロ(^^;

最後の力を振り絞ってゴールへ…

サイコンのSTOPボタンを押してタイムを見る「58:13」

ハルヒル榛名湖コース60分切り達成!

ハルヒル榛名湖コース60分切り達成!

計測チップでの計測と多少のずれが起きても60分切りは確実。このタイムをみたとき、めちゃくちゃ嬉しかった。

公式記録は58分13秒23 榛名湖コース完走者4820人中1373位。榛名湖コース男子40代完走1525人中422位。上位30%以内には入れたようです。

反省点

記録更新できたのは素直に嬉しいんですが、レース中の反省点もあります。

まず後方確認について。

中盤以降余裕がなくなってきて、後方確認せずに進路変更してしまいあわやという状況が一度ありました。周囲の安全確認はもっと神経質なぐらいやらないとなって改めて思いました。

もう一点、ゴール手前の把握がまだ不十分だったなぁと。Mt富士ヒルクライムのスバルラインだとゴールまで見通しがいいので、目視で残り距離確認しながら走れますが、ハルヒルはコーナーの先にゴールがある&最終コーナーはブラインドコーナなので、最後は記憶がたよりになります。

ゴール直前は苦しさで頭が回らなくなり始めるので、ゴール直前のコースはサッとすぐ思い出せるぐらい暗記しとかないとラストスパートのタイミングがよくわからなくなりますね。

次は?

他のイベントとの日程次第ですが、きっとまた来年も走るんだろうな…なんといってもハルヒルは地元の方達の応援が嬉しくて力になるヒルクライムだから。

来年はもう機材ドーピングでタイム短縮する余地がほとんどないので、ちゃんと身体きたえて自己記録更新できるようにがんばりたいと思います。

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