今年の乗鞍は直前まで台風の影響で開催されるかどうかも怪しい状況だったのでうすが、なんとか5km短縮の15kmコースで開催となりました。
集合場所に集まってから急に5km短縮がきまったので、さてどうしようかと思ったのがペース配分です。
当初計画
走行時間の当初予想は90〜100分程度。
この予想の元はMt富士ヒルクライムでのタイムです。
乗鞍のタイムはMt富士ヒルクライムのタイムより気持ち速いぐらいのタイムになってる人が多いようなのでMt富士ヒルクライムで100分ぐらいなので、90分は切れないだろうけど100分はかからないかなって感じであたりをつけただけです(^^;
当初考えたのは勾配ゆるめの前半10kmはとにかくがんばらないで心拍抑えめで走って、後半10kmはリミッター解除して走るつもりでした。
このぐらいなら終盤になって力つきることもないかなぁって思ったんですね。
5km短縮版計画
コースの長さは3/4になったので、単純計算するなら想定タイムも3/4で67〜75分になります。
60分程度なら最初からけっこうガンバッても最後まで力が持ちそうです。そのつもりで出力あげていけば、タイムは更に縮むはずです。
さらに乗鞍のコースは前半より後半がきついコースなので、きつい後半が短くなったなら、さらにタイム短縮もできるかもしれません。
そうやって取らぬ狸の皮算用をして「だいたい65分前後になるかな」って考えました。最初から飛ばすとちょっとペースもたないかもしれないけど、最初15分ぐらいおさえればあとはリミッター解除で走り切れそうな気がします。
結果
スタート後10分程度でもう心拍170を超えちゃいました(^^;
できれば心拍165まででもうちょっと走りたいとおもってたんですが、まぁそのままのペースでもゴールまでもつだろうと、そのままのペースで走り続けちゃいました。
その後も心拍あがっていってだいたい心拍数175〜180ぐらいでの走行となりました。
乗鞍のコースですが、だらだらと同じ勾配がつづくのでなく、わりと勾配に変化があるので、がんばったり、その後ちょっと休んだりって走り方ができたので、わりと走りやすかったです。
問題なのはスタート後52分つづら折りへの入り口にさしかかったあたり。
勾配がきつくなりはじめたのに力がでなくてケイデンスが一気に低下…力がでなくて心拍も下がりました。
心拍175〜180という強度で登ると私の場合40分ぐらいが限界なのかもです。60分ぐらいはいけるかと思ってたんですが、それにはもうちょっとだけ強度押さえる必要があったかもです。
気になって昨年の箱根ターンパイクの記録を見直したら、その時は今回より少し低めの心拍170〜175ぐらいで55分走ってました。
さて52分あたりで失速はしたんですが、残りあと少しだけだったので「もうダメ」って諦めることなく走ることができました。いやぁ短縮コースで助かりました。フルコースだったらゴールまでもたなくて大失速だったろうなぁ…
ゴール直前、最後のコーナーで「あとカーブひとつぬけたらもうゴール!」って声援をうけてペースアップ。最後の追い込みをしてゴール!記録は1時間06分00秒637。だいたい予想通りのタイムでちょっと驚きました。
反省点
改めてペース配分の難しさを実感してます。
今までは最後までもたせるためにペースを上げすぎないように抑えることに注意しながら走ってたんですが、今回はじめてかなり早い段階でペースを抑えるのをやめて「いけるだけ行こう」という走り方をしました。
それで最後までペースが持てば良かったのですが、上げすぎると50分すら持たないってのが分かりました。
ただなんとなく、気合い、気力、精神力みたいなもんで後もう少しだけ強度を維持できたような気もするので、どうやって「全力を出し切る」のかっていうのも今後の課題になりそうです。
良かった点
今まで一番リラックスしてスタートできたと思います。
8月中体調がいまいちでトレーニングが不十分で、全然記録を狙えるような状況でなかったので、レース前日から早々に「もう今回は結果は気にしないで楽しもう」って気持ちになってたので、それが良かったんだと思います。
そのせいかレース中も妙に落ち着いてて、いつもなら「なんでこんな辛いことやってるんだろう」ってネガティブになったりするんですが、それが一切なく集中できてたように思います。
この心境は、できれば今後も再現して走りたいなぁなんて思ってます。