自転車のセッティングはフィッティングもそうですが、迷い出すといつまでも迷ってなかなか決まらないものですよね。
私が最近ちょっと迷走してるのはS-WORKS Tarmacに装着しているQ-RINGSのOCP設定です。
OCP設定とは
Q-RINGSはチェーンリングの形状を楕円にすることで、力のかけやすいクランク位置で重いギヤを踏み、上死点や下死点など力のかけにくい位置では軽いギヤになるってのが売りですね。
で、どのクランク角度の時に重さのピークになるかを調整するために取り付け角度が5箇所用意されていてそれぞれOCP1〜OCP5と名付けられてます。
標準的な設定としてはOCP3(全5箇所の中間)にあわせるんですが、自分のペダリングにあわせて数値を小さく(角度としては手前方向)したり逆に大きく(角度としてはより深い位置がピーク)に設定変更も可能です。
Q-RINGSの解説によるとOCP1で3時付近が最大ギヤになり、OCP5で5時付近で最大になるそうです。
S-WORKS Tarmac購入時に一緒にQ-Ringsを装着してOCP3に設定したまま2年半ぐらい乗ってきましたが、チェーンを外してメンテしたときに、試しにOCPを2に変更してみました。
OCP3で感じたこと
OCP位置を変更することはあまりこれまで考えてませんでした。 あるときふとQ-RINGSのマニュアルでOCP位置についての説明を目にしてちょっと変更したくなりました。
それまでOCP3で乗っていてちょっと気になってたのは次のような点です。
- 重さのピークが結構深い角度にある感じがしてた。
- 加速は楽だが巡航時にやや回しにくさを感じるコトがある
OCP設定マニュアルによると、加速が楽で巡航がむずしいいならOCPの数値を一つ小さくって書いてあります。より浅い位置で重さのピークがくるようにするわけですね。
OCP3でペダリングしてて、いつも3時よりも下まで踏み込んでる感覚が強かったので、ちょっとOCP2もためしてみようかと思ってOCP2に変更してみました。
OCP3からOCP2にしてみて
全体の印象をひと言で書くと「真円っぽい?」って感じです。
平地での巡航は確かに楽になりました。
クランクの重さのピークが今までより手前にきたせいか、ダンシングもやりやすくなったと感じました。やっぱり今までのOCP3の位置だとちょっと深すぎたのかもです。
代わりに登りでは力をかけにくくなった印象です。なんとなくひとつ重いギヤを踏んでるような重さを感じます。
登りの苦手な自分としてはこれは結構こたえます…
慣れの問題もあるかなぁと思って2週間程度OCP2のまま乗ってみたんですが、やっぱり登りで重さを感じます。
ってことでOCP2からOCP3に戻して先日の大磯クリテリウムには参加しました。
OCP2からOCP3に戻してみて
うーん、不満点が戻ってきた感じです(^^;
重さのピークが深くて、巡航ではちょい回しづらい、けど登りではグイグイ踏める…
大磯クリテリウムでもコーナー出口での加速は十分。でもペースがあがったときの速度維持は若干辛いって感じでした。
加速をとるか巡航速度維持をとるか。この2つがトレードオフになるんですねぇ。
もう一度OCP2にしてみよう
OCP3→OCP2→OCP3に戻したわけですが、もう一度OCP2にしてみようかと思ってます。
もう一度OCP2にしてみようかと思ったのはパイオニアペダリングモニタで自分のペダリング状態を目にしたからです。
先日の大磯クリテリウムの会場でパイオニアのペダリングモニタを久しぶりに体験したら、結構下死点でまだ下方向に力かかってたんですよね。
これは以前竹谷賢二さんのペダリング実践講座STEP3ダンシング編に参加したときにも指摘受けてたことで、この1年間で全くカイゼンしてなかったということになります。
そんなペダリングになってる要因のひとつにOCP設定も関係してるかなぁって気もしてます。
OCP3で深すぎるところまで踏み込んでる感覚がずっとあったわけなので、OCP2にして力をかけるピークを少し上にずらすことでペダリングもカイゼンできたらなぁなんて思ってます。
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