自転車イベント参加時は自分用タイムテーブルを作成すると便利

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昨年11月の大磯クリテリウムに参加したあたりから、レース当日の自分用タイムテーブルを作成するようにしたんですが、これがなかなか便利なのでちょっとご紹介。

つくったのは下記のようなタイムテーブルです

開始時刻 内容 見積時間
0530 起床・身支度 60
0630 自転車積み込み 20
0650 出発/移動 56
0750 受付 15
0805 自転車準備 10
0815 試走(ここバッファ) 30
0855 ウォーミングアップ 30
0925 ローラー台片付ける 5
0930 本番用ウェアに着替える 10
0940 スタートオイルを塗る 5
0945 スタート地点へ 5
1005 スタート

実際にはこんなきれいにつくってなくてEvernoteにベタテキストで書いてるだけです。

自分用タイムテーブルのメリット

一番のメリットは何時何分までに何が終わってれば順調に予定をこなせてるのかわかることです。

私がこのタイムテーブルを作るときは各ステップで多少のゆとりを持たせた時間を設定してます。

移動時間がナビタイムで56分ででてるのを1時間分で時間確保したり、自転車を降ろしてタイヤに空気いれるだけのことに10分を確保したりとか、けっこうゆとりのあるスケジュールにしてます。これらが全部万が一のときのバッファになります。

さらに大きなバッファになってるのが、試走時間とウォーミングアップ時間です。何かで遅れ気味だったらこの時間で調整して次の予定は予定時間どおりに始めます。

この自分用タイムテーブルをベースに行動することで「今これをやっていて大丈夫」っていう安心感が得られるのでちょっとしたトラブルが発生しても慌てふためくことも減ります。

一度つくってしまえば、過去に使ったタイムテーブルをもとに次のレースのタイムテーブルをつくれるので、2回目以降はあまり手間をかけずに作れます。

このタイムテーブルをつくったら一緒にレースに行く、家族や仲間にも渡しておくと、どういう行動予定なのかを共有できて意思疎通がスムーズになるという利点もあります。

自分用タイムテーブルの作り方

それでは自分用タイムテーブルの作り方について。

Step1.時間の決まっている予定を書き出す

イベント毎にすでに時間帯の決まっていることがあります。

  • コース試走時間
  • 受付時間
  • 招集時刻
  • スタート時刻

これらがイベント毎にきまってることですね。ヒルクライムなんかだとこれに

  • 荷物預かり

の時間が追加になりますかね。

Step2.やることを書き出す

次にやることを書き出します。やることから逆算して起床時間も割り出したいので起床から身支度完了までも書き出します。

ここでのポイントですが、やることを書き出しながら、大まかでいいのでやることを順番に並べてみることです。

並べてみて、1つの作業が終わった状態から即座に次の作業を始められるのかを想像してみてください。そうすると書きもらした抜けてる作業に気がつくことがあります。

たとえば

  • 車で会場へ移動
  • 試走
  • ウォーミングアップ

って並べてみると、車で会場へ到着した直後に試走できないって気がつきます。試走前に自転車を降ろしてホイールの装着や空気をいれたりする作業が必要なことがわかります。

試走とウォーミングアップの間も何かがとんでますね。ローラー台を用意するステップがないってことに気がつきます。

イベント経験が少ない方は、これを頭の中だけで考えるのは大変だと思うので、各作業の前後で

  • 自分がどんな格好か
  • 車の中にあるもの
  • 車の外に出てるもの

を書き出しながら作業をリストアップすると良いと思います。たとえば下記の様な感じです。

  • 車で会場へ移動
    • 自分 ジャージの上に普段着
    • 車の中 自転車 ローラー台
    • 車の外 なにもない
  • 試走準備
    • 自分 ジャージ姿
    • 車の中 ローラー台
    • 車の外 自転車 こう書いてみると「試走準備」で何をするのかも想像しやすいと思います。

Step3.時間を見積もる

つぎに各作業にどのぐらい時間がかかるかと見積もります。

ポイントは、若干余裕をもった見積にすることです。見積時間が短めだと当日あわてふためく可能性が高くなりますが、見積時に余裕をみておくと当日は精神的な余裕にもつながります。

Step4.並べなおす

Step2.で書き出しながら並べてるのに、ここでまた並べ直すのは、Step1.での時間が決まっている予定との調整が必用だからです。

実際に調整したことがあるのは、受付と自転車準備の順番の変更です。

いつもは到着したらまず受付をすませてから自転車を準備するようにダンドリするんですが、行田クリテリウムに参加したときは、受付開始が遅かったので、先に自転車やローラー台を用意して、それから受付というように順番を変更しました。

このステップで予め決まっている動かせない予定との調整がすめば自分用タイムテーブル完成です。

Step5.カイゼン

あとはレース当日にタイムテーブルに沿って行動してみてやりにくかった点等、気がついたことがあればメモしておいて次にタイムテーブルをつくるときに役立てましょう。

ちなみに私の場合、初期のタイムテーブルでは

  • ウォーミングアップ
  • ローラー台片付け
  • 本番用に着替え

となってたのですが、実際にやってみるとウォーミングアップで汗をかいたので汗冷えする前に着替えたくなりました。それで下記の様に今では順番を変更しています。

  • ウォーミングアップ
  • 本番用に着替え
  • ローラー台片付け

こういう順番の調整をしたり、もうちょっと細かく分けた方が使いやすいとか、逆にもっとおおざっぱな分け方にしたほうが自分には使いやすいとかあると思うので、自分なりのタイムテーブルに調整していくと良いかと思います。

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Step2の前後関係を考えながら作業を洗い出すのは↓のザ・ゴール2にあるプロセスツリーの考え方が元だったりします。

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