最近はロードバイクでもディスクブレーキ搭載車が増えてきましたが、今回はディスクロードの話でなくて、MTBについてたディスクブレーキのパッド交換についてです。
同じ油圧ディスクだったらロードでもMTBでもパッド交換の基本はあまり変わらないかもしれません。
交換のきっかけはキーキー音
以前MTBで里山ライドに出かけたときに、MTBからときおりキーキーと変な音がするようになってました。
その時はいまいち原因わからなかったんですが、先日のエンデュアライフさんのイベントに参加する前に問題を解消しとこうと見直してみたら、どうやらリアホイールのディスクブレーキパッドがローターと擦れてるような感じでした。
それでパッドを取り出して見てみたら、なんとパッドが斜めにすり減ってました…
パッドをディスクに押し当てるためのピストンもどういうわけか左側の飛び出し量が多く、何かトラブルあったまま放置してきたのかもしれないと思うようになりました。
なんにしてもパッドが変にすり減ってる。これは交換しといた方がいいだろうって思い、交換に踏み切ることに
パッドってメーカーごとに違うの?
最初にぶち当たった問題は、パッド交換といっても何を買えばいいのか分からないって問題でした(^^;
こういうときはメーカー名や商品名で検索すると何かわかることが多いので、「AVID Elixir パッド交換」あたりで検索して情報収集しました。
パッド交換の方法もよくわかってないのでこれも検索。
検索した結果、
- どうやら各メーカーというか商品ごとにパッドが違うっぽい
- 交換方法もメーカーごとに多少は違う
- 交換の基本は、パッドを固定してるピンを外して、ピストンもどして、新しいパッドを入れるだけらしい
ってあたりまではわかりました。
というわけでまずはAVID Elixir用のパッドをサクッとYOUCAN八王子店でゲット。
ピストンが戻らない
パッドの交換手順自体は簡単
パッドはピンを外せば簡単に引っこ抜けます。
あとはピストン位置を戻してて新しいパッドを取り付けるだけ
…のはずが、ピストンが全然戻らない(^^;
マイナスドライバーの平らな面で押し込むとかアーレンキーの平らな部分で押し込むとかって情報をネット上で見かけるけど、力任せにやってもほんの少し戻るだけ。
さらに情報を集めてみると、油圧ブレーキの場合、ブレーキフルードが膨張して戻りにくいことがあるという話が。
その場合はブレーキフルードを少し抜くといいってわかったんですが、さて問題はどこから抜いたらいいのかがわからない。
どこから抜くかはよく分からなかったんですが、ブレーキフルードを交換するときにブレーキレバーのあたりから注入するらしいことがわかったので、そこからでも少し抜けないかなぁっと期待してちょっとトルクスネジを緩めてみたら、ブレーキフルードがちょろっと漏れ出てきました(^^;
漏れ出てきて一瞬焦ったんですが「あ、これでここから抜けるんじゃない?」と思ったので、漏れ落ちるあたりにペーパーウェスを置き、ピストンを押し戻してみました。
すると、さっきまでどうにもならなかったピストンが動いてピストン間のマージンがあいてくじゃないですか〜
この方法でやっとピストンを押し戻すことができ、無事にパッド交換できました。
ピストン位置ってどう調整されてるんだろ?
無事パッド交換できたんですが、気になったことも…
油圧ブレーキはブレーキレバーを握ったら圧力がブレーキフルードによってピストンに伝わってブレーキがかかる仕組み。
単純にレバーとピストンが繋がってるだけだったら、フルード量が変わらなければ握る量とピストンの飛び出し量は変わらないと思うのに、どういう仕組みなのかパッドがすり減った分だけピストンの飛び出し量が増えます。(そのためホイールを外したままブレーキを握るとパッド同士がくっつくまでピストンが出ちゃって戻らなくなると言われます)
このピストン飛び出し量をちょうどうまいこと調整してるのはどんな仕組みなのか?
ぐぐってたらわかりやすく図解されてる方がいました。
気になる方は是非ご覧ください〜
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ピンバック: AVID ELIXIRのブレーキブリードってのをやってみた。 - 40代からのロードバイク