日曜に開催されたジャパンカップ観戦に、自走で行ってきました。
自宅からだと100km強の道のり&ほぼ平坦なコースなのでわりと気楽に走れる道のり…
の、はずだったんですが、初カットパンクがきっかけとなって途中4回も停車してタイヤを外すはめになっちゃいました(>_<)
けっかけは1つのカットパンク
パンクといえば、尖ったモノとか異物がタイヤにささって、チューブに穴があいて空気が抜けるのが一般的です。
それに対してカットパンクはタイヤが切れ込みが出来てしまうのが特徴です。
知識としては聞いたことはあったんですが、これまで一度もカットパンクは経験したことがありませんでした…昨日までは…
カットパンクが発生したのは、50kmほど走った頃でした。
「ぱんっ!」って音がすると同時にガタガタガタっと振動がやってきたんですね。「あちゃぁ。パンクかぁ」と思いつつ停車したんですが、こんなハッキリ音がしたパンクは初めて(よくあるのは、音もなくパンクして、徐々に空気ぬけるケースです)
何か起きたのか気になったので修理開始前に空気の抜けたリアタイヤを観察してみました。
こんな感じでタイヤがスッパリ切れてました。
「これはもしかしてカットパンクってやつ?だとしたら裏から何かで抑えないといけなかったはずだよなぁ」
そうは思ったんですが、そもそもそんなカバーできそうなアイテムも持ってないし、切れてるとは言っても小さなサイズなのでチューブ交換だけでも十分だろうと思い、最初のチューブ交換を実施。
気を取り直して再出発しました。
2度目の「ぱんっ」
「ぱんっ」ガタガタガタッ
大丈夫じゃなかったです。ものの数分でダメになりました。
さぁ困った。チューブ交換だけじゃダメなのは、2度目のパンクでハッキリしました。タイヤにも何かしら対策が必要です。
その前にチューブの修理。予備チューブは一本しか持ってなかったので、パッチを貼ってしのぐことに。
そのとき折りたたまれたパッチの説明書に目がとまりました。これをタイヤの切れた部分に裏から当てたら補強にならないか?
というわけで、切り口の内側に折りたたまれた説明用紙をあてて、チューブを装着。どうなるか実験的な意味合いが大きいので、残り1本のCO2ボンベは温存しておいて、ミニポンプ airbone である程度空気をいれてみたが、ちょっと切り口が広がる感じ。
あんまりしっかり空気入れても、これでNGだったらまた空気抜いて入れ直すことになるので、空気をいれるのはほどほどにして、しばらく走ってみました。
紙でもいけそう!
しばらくそれで走ってみて、なんとか行けそうな気がしてきました。
そこで改めてちゃんと空気入れるために再度停止。
そのときに「あっ!」って思いだしたのが、輪行袋の中に入れてある厚紙の製品タグ。説明書をかねてたので、輪行袋につっこんだままになってるのを思い出しました。
大きさもちょうどいいぐらいの大きさがあり、硬さもある。これなら傷口がひろがらないんじゃないだろうか?
そう思って一旦空気をぬいてパッチの説明書から輪行袋の説明書に入れ替え(^^;
またミニポンプ airbone で空気をいれます。今度は目的地まで走りきるつもりでしっかり力をこめて入れていきます。
「うん。こんだけ入ってれば十分かな」
そう思ってairboneを外そうとしたら…外れない…orz
チューブのバルブひん曲げちゃって抜けなくなりました…orz
幸いairboneの口金は仏式バルブ用のアダプタをつけて使う形になってたので、アダプタをairbone本体から取り外して、アダプタはバルブにつけたまま走ることにしました。
またも空気抜ける…orz
厚紙での補強がうまくって、その後は順調に距離を伸ばすことが出来ました。
いよいよ100kmをすぎて、会場が近づいてきたかなぁとおもったころに、ガタンガタンガタンっとまたもや空気が抜けたときの振動が…
「またか…」
もう気分は相当やさぐれてましたねぇ。みるとまた同じ後輪…バルブひんまがったまま無理矢理走ってたせいかもです。
さきほどバルブを壊してしまったので、とにかく無理矢理バルブをこじたりしながらチューブを外しました。
完全にバルブが壊れちゃったのでこのチューブはもう使えません。最初にパンクしたチューブをひっぱりだしてパッチあてし、これに交換。
ミニポンプ aribone も先ほど口金を壊しちゃったので、使えません。
最後のCO2ボンベを使って空気を注入。これで次にパンクしたら私には空気をいれる方法が無いという状況まで追い込まれました(^^;
「会場に到着したらチューブとインフレーターを買わないと、帰りにどこかで立ち往生しかねんな…」そう思いながら再出発。
なんとかこのあと無事にコース脇にあるセブンイレブンまでたどり着くことができましたが、精神的に疲労困憊。
途中ぐうぜんにもロングライダースのばんざいさんらしいバイクの後ろについたのにもかかわらず、気持ちがだいぶ折れてて「ばんざいさんですか?」って声をかけることもできずに、そのままダラダラと走っちゃいました。
# あとでtwitterみてたらやっぱりばんざいさんだった。次はちゃんと声かけますっ
走り続けた訳
今回は女房とジャパンカップの会場で合流する予定だったので、なんとか走り続けましたが、そういう話しでなかったら、カットパンクって認識した時点で最寄り駅まで移動して輪行で帰宅してたでしょうね。
カットパンク対策
カットパンクが発生するのはどうしようもないので、カットパンクがおきても走り続けるためにどうするかですね。
専用のリペア用品も販売されてるようですが、使い古しのテレホンカードやガムテープの切れ端、タイヤの切れ端でも代用できるようです。
ようは内側に入るチューブが膨らんで穴を広げないようにしてくれればいいんですよね。
というわけで、何かと応用がききそうなガムテープの切れ端と今回交換してお役ご免となるタイヤを切って切れ端を持ち歩くようにしてみます。
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オイラは、VAAMや速攻元気などゼリー系飲料を持参して、
飲み終わっても捨てずに取っておきます。
カットパンクの時に、カッターで切って充てるためです。
幸い使ったことはありませんが、紙類よりは持ちはいいはず。
参考になれば幸いです。
おおお!その手があったとは!
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