9月15日開催のセルフディスカバリーアドベンチャーIN王滝(以下SDA王滝)100km、無事完走することができました。
9月6日の富士チャレンジ300で無謀なソロ300kmに挑戦してDNFしてから自信を無くしてたんですが、この秋のSDA王滝100kmを完走できたことでようやく気持ちが持ち直せた感じがします。
レース前は不安だった
SDA王滝に参加するのは今回で3回目。過去に2回も出てるなら不安もないんじゃ?って思われるかもしれませんが、自分的には不安要素が…
はじめて参加した2013年春のSDA王滝では、100kmを完走できてたんですが、コンディション的にはかなり万全な状況でした。当時の体重は66.9kg。今より4kgも軽い身体です。
それでもロードバイクで400kmブルベを走りきるぐらいにシンドイ思いをした記憶があります。
秋の王滝の方がコースプロファイル的には春よりも楽だという話でしたが、重くなった身体で登ることを考えるとゾッとします。
更に、去年の秋のSDA王滝は雨と重なったとはいえ、CP1でDNFしてます。雨と身体のしんどさで気持が維持できなかったんですよね…
その昨年秋のSDA王滝のときの体重が69.1kg。現状より1.8kg軽量です。それでもしんどかった(雨もありますが)
そういった過去のしんどかった記憶と、富士チャレDNFでの自信喪失とか重なってかなり不安でした。
前日の竹谷さんのアドバイスで気が楽に
そんな不安をかかえながら会場入りしたわけですが、レース前日夜に開催されたウェルカムパーティでの竹谷賢二さんのアドバイスでかなり気持が楽になりました。
「どんなことがあっても『ま、いっか』という気持で」
そんな感じのアドバイスでした。
こけても、抜かれても、補給食を忘れても、なにがあってもヘコんだり落ち込んだりせずに「ま、いっか」って気持を切り替えてゴールをめざしたらいい。そんな趣旨の話だったとおもいます。
その話をきいてるうちに、「ここまでダメダメだったけど、まぁそれはそれで、まいっか」って開き直れました(^^;
レース中は完走することだけを考えた
前日中にうまいぐあいに開き直れたおかげで、レース中はただひたすら完走することだけを考えて走ることが出来ました。
心拍があがってきたら、まだ踏めそうな気がしてもギアをひとつ軽くして脚に負荷をかけないようにクルクル回す。
オーバーペースで自滅した富士チャレソロ300kmを教訓として、とにかくペースをあげない。
徹底的にマイペースで。抜かれてもムリについていかない。抜けそうでも前走者がマイペースに近ければ抜かずに一緒についていく。
下りは腰を浮かしたポジションが基本ですが、比較的路面がきれいなときは下りでもサドルに座って脚の負担を減らす。
タイム目標なしで、完走目標なら身体への負担をできるかぎり少なくすること。それがロングライドでのポイントだと思ったので省エネに徹してましたね。
あ、ただ29erの特性を活かせるところは活かしました。29インチタイヤだと緩斜面で速度が落ちにくいので、そこはちょい踏み気味にして楽に走破できる距離をかせぎました。
最後の登りを登り切って
最終CPをすぎて最後の登りを登り切ったときに「あぁ、これで後は下るだけでゴール。完走だ…」と思いながらサイコン確認すると残り距離約8kmでその時点のタイムが7時間40分弱でした。
それをみて「あれ?これってもしかして?」って計算がはじまります。
- このあとはもう下りだけ。
- 8時間経過まで残り約20分。
- 残り距離は約8km
20分は1/3時間。8kmの3倍は24km。じゃ平均時速24km以上で下れば8時間切れるって計算になる。
ここで初めてタイムに対する欲がでてきました。
最後の登りからゴールまでの8km。この区間だけ8時間切りを目標に必死でくだりました。
こんなときに29インチタイヤとフルサスの組み合わせになってるEPIC COMP29は頼りになります。乗り手の未熟さをマシンがガンガンカバーしてくれます(^^;
途中チラッサイコンの速度表示をみると時速24km前後。下り基調だからもっといけるかと思ったら案外微妙な速度です。
もっと飛ばしたいけど、コーナーをさばくスキルが不足してるので、あまりムリもできません。ムリすると落車の危険性たかまりますからね。
踏めるところは踏み、コーナーは注意深くクリアする。そうやってゴールをめざしました。
ようやくゴールゲートが見え、タイム表示が7時間台だったのを確認できたときは「よっしゃやった!!」って最高の気分でした。
結果、記録は7時間57分12秒。総合順位370位。40代男子では170位。ケガもなく無事ゴールできました。
最後に…直前にサス調整についてアドバイスをくれたFacebookの「大人の自転車部」の皆さん、そして個人的に基本を教えて頂いたYさん、ありがとうございました。