チャレンジOTAKI MTB80km耐久レース 当日編

IMG_7974前日編はこちら

レース当日は朝7時半ごろに宿をでて松原スポーツ公園へ。今回のイベントは当日受付だったので、受付へ向かってみるとスタート地点が変更になったというアナウンスがありました。

コース短縮

コースマップをみると、今はもう変更後のルートになってますが、当初のスタート地点は松原スポーツ公園でした。

松原スポーツ公園から周回ルート起点までの約7kmの残りもレースコースだったんですが、スタート地点が周回ルートの起点に変更になったので、この7kmは集合場所からの自走移動だけの区間になりました。

この7kmを登るだけでも脚力のない自分にとっては30分近くかかるので、この7km短縮により6時間以内に4周回完走の確立がグンッとあがります。18kmを4周なら72km。それを6時間なら平均速度は12km/h以上でOK。これなら走りきれます。

これで完走への道が開けたと同時に「簡単にはDNFできないよなぁ」というプレッシャーもかかりました(^^;

その後参加選手は9時半に松原スポーツ公園に集合してからスタート地点へ移動を開始。スタート予定時刻は10:00だったのですが、スタート地点にたどりつけてない選手がいるということでスタート時刻を10分遅らせて10:10スタート16:10までの6時間というレースになりました。

ちなみに今回はSDA王滝と違って関門設定なし…途中で足切りにあってDNFってことは無いので、走れる限り途中リタイヤする理由はありません(^^;

こうなるとあとは4回同じ坂を登ることに対して心折れないようにするだけだなぁってだんだん覚悟が決まっていきますね。

スタートから5km以上の登り

スタートから続く登りルート部分は秋のSDA王滝と基本同じ。5km以上登りがつづくのですが、過去に走った感じでは春ルートよりは勾配が楽。(といってもきついけど(^^;)

すぐ脇を川が流れてたり雰囲気はいいんですよ〜

すぐ脇を川が流れてたり雰囲気はいいんですよ〜

SDA王滝だとスタート直後の登りは多くの選手の抜きつ抜かれつがあって結構神経つかうところなんですが、今回は全体で100人ぐらいでのスタートだったので、それほど神経使うようなシーンはなくて助かりました。

登りながら思うのはやっぱり「この同じ坂をあと3回登るんだよなぁ」ってことでした。

1回登り切ったら終わりじゃなく、同じ登りを4回登るってことを考えると、ここはがんばり過ぎないで淡々と登ろうと思いました。

がんばり過ぎると、後でへたれて全然のぼれなくなったりしますからね。

この登りは直前にチューブレス化した効果なのか比較的余裕持って登れたと思います(といっても最後は心拍170越してるから、それほど余裕あったわけでもないか)

下りはフルサス29er最高

登り切れば、次はほぼ下りで10km以上くだることになります。

このとき感じたのはやっぱフルサス29er最高ってこと。ちょっとした路面のデコボコぐらいじゃ全然速度落ちません。

私が乗ってるのはSPECIALIZEDのEPIC COMP 29。型落ちを安くしてもらって購入したMTBですが、ほんと王滝を走るのにはこのEPICに助けられてます。

私みたいにスキルがない人間が多少雑な乗り方をしても、29インチタイヤとフルサスのおかげでちゃんとグリップして走ってくれます。

登りでは26インチMTBに置いてかれますがその分下りが楽で楽しいから自分的には29erがやっぱ好きですね。

水たまり

普段ロードバイクばっかり乗ってたのですっかり忘れてたんですが、王滝の林道(というかどこの林道も同じかな)は天気が良くても水がでてて水たまりができてるところが時折あります。

道路脇に側溝があるわけじゃないから何を当たり前のことをって言われそうですが、私みたいに普段林道走らない人間はそういうことを忘れちゃうんですよね。

すっかり忘れてたので当然泥よけは付けないで走ってました。結果お尻ぬれまくりです(^^;

まぁそこも含めて王滝の楽しさってところはあるからいいんですけどね〜

というわけで下りを楽しんだら周回おわり。

1周まわって2周目に突入。タイムは1時間半かかってません。順調にいけば完走は確実そうです。

ソロ選手用エイドステーション

TopSpeedもいただきました

TopSpeedもいただきました

今回はスタート地点から4〜500mほど登った地点にソロ参加者向けのエイドステーションがあるので立ち寄ることに。

ハイドレーションに水を足すぐらいしか考えてなかったんですが、このソロ選手用エイドステーションでは水意外に

  • エナジージェル
  • エナジーバー
  • コーラ

まであったんでエナジージェルとコーラもいただきました。

最初は水が必用なときだけよるつもりだったんですが、このソロ選手用エイドステーションでの声援やコーラ&ジェルが気に入って、この後毎周回立ち寄ってました(^^;

2回目か3回目には結構お高い「トップスピード」まで無料で振る舞われてましたよ〜

竹谷さん速い!

2周目にエイドステーションに立ち寄ってからまたしばらく登り。

たしかまだ2周目を登り切る前、スタートから2時間程度経過したぐらいのときに、後ろから結構な勢いで登ってくる自転車の気配がしました。

気配がしたとおもったら次の瞬間には「こんにちはっ」と声をかけられ追い抜かれてました(^^;

追い抜いていったのは竹谷賢二さん。

まだこちらは2周目の序盤だというのにもう周回遅れにされたっことは竹谷さんもう3周目ですかっ速すぎです!

走り去る竹谷さんを写真にとろうとバックポケットからiPhoneとりだしたんですが、シャッター押す頃にはもう点になってました

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道の先に点になった竹谷さんが…

ファイナルラップ

その後順調に進み無事に3周おえてファイナルラップへ。

スタート直後の登りも4回目となるとさすがに脚にきていて思うように登れなくなってきました。

それでもこれがラストだと思うとがんばれるから不思議なもんですよね。

そして登り切ってしまえば、あとはゴールまでひたすら下るだけ。焦って落車しないように「集中!集中!」って自分に言い聞かせながら下っていきます。

6時間以内でのゴールはもう確実。あとは少しでも上げられるもんなら順位をあげたい

そんなことを思いつつくだっていたら、急に「パシュン!」という破裂音が…

カットパンク

音を聞いた瞬間に何が起きたかはわかりました。カットパンクです。

チューブレス化したときにシーラント入れてるので普通のパンクはまず大丈夫なはず。その状態で「パシュン!」なんて破裂音たてるのはカットパンクしかない。

「あぁぁ!やっちゃった!!!」

って思った次の瞬間に前輪がぺっちゃんこ。

パンク箇所を撮影したつもりが焦ってたんでしょうね。ぶれぶれです(^^;

パンク箇所を撮影したつもりが焦ってたんでしょうね。ぶれぶれです(^^;

バイクをとめます。

タイヤを見るとカットパンク箇所からシーラント剤が漏れてました。

「よし落ち着こう。まず落ち着こう」

こんなときは焦って修理手順を間違えってかえってタイムロスしたりすることが多いので、最初にやるべき事は「落ち着くこと」

で、落ち着くのに一番いいのが、補給食を食べること(^^;

食べれば誰でも気が落ち着くもんですよね。ってことで補給をとりつつ修理手順を確認しました。

  • 必用なのはタイヤブート、CO2インフレータ、チューブ、ボンベ。
  • シーラントでべたついてるからペーパーウェスも必用
  • タイヤレバー使わないとはずれないかな

そのあたりを考えたらサドルバッグから必用なモノを取り出して作業開始。

タイヤの内側はシーラントだらけなので、ペーパーウェスで拭いてみたんですが、それでもそうそうキレイにはなりませんでした。

タイヤブートはピッタリくっつかなくてもチューブで押さえつけられたらそうそう外れるもんじゃないだろうって割り切ってカット箇所に内側からあててさっさとチューブをいれることに。

タイヤをはめるのにもっと苦労するかと思ったんですが、意外とあっさりとはまってくれました。

あとはCO2インフレータでエアをいれて修理完了。後日記録を確認したら停止から約10分で復帰できてました

ゴールへ

前輪がチューブレスからチューブドになったことでハンドリングの感触がちょっと変わった感じがしたので、カットパンク修理後はコーナーは十分に速度おとしてまがり、直線だけがんばる方針でゴールへ向かって下っていきました。

ただこのときはパンク修理にかかった時間を自分で把握してなかったので、目安制限時間の6時間に間に合うかどうかかなり気がかりでした。

とにかくタイムをかせげそうなところはガンバル。コーナーはムリしない。そうやって走って行ってゴール地点が見えたときはホッとしました。

おそらく5時間50分程度で無事ゴール。

ゴール後はそそくさと松原スポーツ公園へ。途中どこで曲がるのか分からなくなったんですが、後ろから走ってきた選手さんに右折ポイントを教えてもらって無事に松原スポーツ公園へ。

ゴールした時間が遅めだったので松原スポーツ公園のブースはほぼ撤収状態だったのがちょっと寂しかったなぁ。肉とかソバとか食べたかった(^^;

竹谷さんとも遭遇できたので、無事完走できたことをご報告。

竹谷さんに写真とってもらっちゃった

竹谷さんに写真とってもらっちゃった

80kmを走ったEPICの状態

まぁひと言でいうとドロドロ(^^;

後日洗車したときに気がついたんですが、ダウンチューブは砂利とパンクで漏れたシーラントがまじりあってくっついてました(^^;

それにしてもこんな砂利だらけになったりしてると、チェーンとかチェーンリングあたりは寿命短そうな気がするけどどうなんだろ?

ちなみに私もお尻どろだらけでした〜

お尻とバックパックがどろどろ

お尻とバックパックがどろどろ

後日(?)談

走り終わった後は「疲れたけど意外とそんなハードでもなかったかな」なんておもってたんですが、その日の夜から月曜にかけて身体にもやっぱり影響でちゃいました。

  • 腕の日焼けが痛い
  • 身体がだるくて寝付けない
  • 手のひらがやたら痛む

暑くてアームカーバ外して走ったんですが、よく晴れた日は日焼け止め塗るか日焼け予防のアームカバー必須ですね。

手の平問題は以前から気になってたので今月末のSDA王滝までにグリップを交換したいかなぁ。

ま、こんな苦しさや痛みもあるけど、それでもやっぱり王滝は楽しい!次にSDA王滝で訪問するのが今から楽しみです。

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3 thoughts on “チャレンジOTAKI MTB80km耐久レース 当日編

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